日々記憶伍番地

ただの日記です。誤字脱字多いです。スンマヘン。

ひろゆき「働き方 完全無双」を読んでない

GW、3日めです。一昨日、昨日、楽しかったけど前進してない感が何故か私を責める。こんな私に誰がした。


ひろゆきさんが、前作の続きのような本を出した。「働き方」です。興味はあったんですが、苦渋の決断で買わなかったです。前作もそうなんですが、「ひろゆき」の考え方や熱量を知りたければ動画を見るべき、というレビューが散見されたので、ユーチュブーで「ひ・ろ・ゆ・き」と打って見たのです。ごそっと動画が出てきました。で、見たのですが、これを知ってなんか自分の人生好転するかな?と思うと微妙な気がしました。本もきっと同じ感覚に陥るのでしょう。後、似たような感じで落合陽一さんの動画もごそっと出てきました。落合陽一さんの動画のほうがこれみて、俺の人生に役立つ?感が強かったです。ふたりとも私とはレベルが違うんでしょう。後、多分同じ人がひろゆきと落合陽一の動画をガリガリあげてて、この人儲かるだろうなー、と思いました。

 

ひろゆきさんの考えは自分の知りたい分野だけユーチュブで知れることがわかったので、本を買うのはとりあえずやめました。ひろゆきさんの考えはわからないですが、本というパッケージじゃないと届かない層に自分の考えを届けたいような思惑を感じた。

 

正直、動画を見るならオードリーのラジオのほうが自分にとっては楽しいし、有意義に感じる。どうせ無意味なら笑えたほうがいいみたいな。

 

ひろゆきと落合陽一の言っていることは自分にできることを超越してしまっている。豚に側方開脚屈身2回宙返り3/4ひねりのやり方の動画を見せるようなもんだ。

 

ここで、またフミコフミオさんの記事を引用。

www.pasonacareer.jp

 

この仕事を丁寧にするという記事はブログじゃなかったけ?ツイッターのつぶやきだっけ?と結構探してしまった。この仕事を丁寧にするというのはすごくいい言葉だと思った。実際、なるべく仕事を丁寧にしようと思ってからミスが減った。

 

突然だが、私は早漏である。早漏と仕事が粗いのは関係ある気がする。形になったらすぐ出したいみたいな。実際の仕事は自分が出来た、と思ってから踏む工程は多い。私の仕事は特にそうだし、多くの仕事はその「丁寧さ」を求められ、それが当然になっている。日本は100点から減点していく方式なので、ゼロエラーが求められるのだ。

 

私はウェブ関係の仕事をしている。部署間をまたぐ社内のチェックでミスが発覚しただけでもどえらく怒られる。部の信頼を損ねるから。正直、このことを私はバカバカしいと思う。社内で食い止められたならいいじゃんとか思ってしまう。私はアマゾンのこの画面を見ながらゼロエラーなんて意味ないじゃんと毎回思うのだ。

 

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緑の日付の所とその上の行の左に点が出ている。これはふたつのツッコミどころがあって、上の行の「:」は表示させる意味がない。もうひとつ、左の点はレイアウト的にも左の罫線と隣接していて、コーディングの初歩的なミスかと思われる。私の会社であればこの形でリリースしてしまうと、事象だ報告書だ何やってんだお前でてんやわんやである。しかし、アマゾンは私の知る限り半年近くこの状態で、直す気がないように見える。そして依然として世界一のECサイトである。

 

そんなところを羨ましいなー、と思ってはいるが、私はアマゾンに入社できるほどのスペックは持っていないし、日本で働いている。つまり、ゼロエラーに迎合せざるを得ないのだ。なんとなく見ていた落合陽一の動画でもこれからは信頼に需要が出ると言っていた。テクノロジーではなく、信頼。その信頼を得る要素のひとつにゼロエラーはあるだろう。

 

人間なのでゼーロエラは無理だと思うが、丁寧に仕事をすることで得られる信頼は大きいと思う。仕事の早漏と対峙する時が来た。

 

ヨーロフ

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先日、頑張って書いたブログも特別、何も起きず。まあ、ブログってのは好きなときな時にタラリーンと書くのがいいよね。

 

www.byosoku100.com

 

はいこれ。

スゲー納得なんですよ。中国の本当は知らなし、ヨーロッパの本当も知らない。最近、上海はすごいとか、中国のプロダクトはすごいとか思っていたけど、これを読むに圧倒的にヨーロッパ羨ましいなんですよ。たとえ、この記事で引用されている増田って言うんですか?が本当でも、メルカリの上海レポが本当でも、どっちでもヨーロッパ羨ましいなんですよ。

 

今年の冬にホームレスが駅で凍死しているのが発見され英国議会で話題になった。二大政党はこぞって対策を取るというようになった。

 

なんだろう、日本にはない感覚。日本では多くの人はホームレスになるのは自己責任とみなし切り捨てているんではないだろうか。貧困も似ている。貧乏は差別される。だからみんな社会から落ちこぼれるのが嫌で必死に働くのかもしれない。自分が差別するのを知っているから。

 

私はヨーロッパも中国も知らないが、アメリカはちょっと空気を吸ったことがある。観光ならヨーロッパも行ったけど。アメリカには2周間だけ西海岸の田舎の語学学校にホームステイして通い、ニューヨークを1週間観光した。

 

その程度で何がわかるかという感じだが、ブログで読むより感じたことは多い。

 

10年くらい前になるのでもううろ覚えだが、その時、ニューヨークのサブウェイは24時間走っていた。料金体制も一回幾らで乗り放題だったと思う。後、マンハッタンの発音がスゲーむずい。マクドナルドクラスにむずい。ビル・クリントンもむずい。

 

社会のシステム的に、とか法律が、とかはわからない。肌で感じたことは、アメリカの挨拶は簡単でいい。"Hi"で事足りるので割りと多くの人が挨拶してくれる。後、ハグは人生観を変える気がする。文化だから仕方ないけど、何かの時に抱き合うのはすごくいいと思った。アメリカでは私はハグされなかったが、英会話スクールでハグされたことがある。すごく良かった。

 

ニューヨークで印象的なのはサブウェイは通路の真ん中にポールダンサーが踊るポールみたいなのがあって、それにみんなつかまる。日本だと、電車に入ってすぐ脇につかまる棒があるが、たいていひとりの人がつかまっていたら複数でつかまることはない。アメリカはみんなで捕まるのが普通。なんとく、それだけで連帯感を感じる。

 

カルフォルニアの田舎では車のマナーがすごく良かった。信号も何もない道を渡りたくて車が途切れるのを待っていると、車が止まってくれる。6車線はあるんじゃないかっていう広い道路でもスピードを緩めてくれるので勇気を出せば渡れる。ニューヨークは交通量が多くて、そんなに牧歌的な雰囲気はなかった。

 

ホームステイ先ではミサに連れて行かれた。私の英語力では何を言っているかさっぱりだったが、歌を歌い、その後、恐らく聖書の一節を読み、どんな解釈があるかみんなで話し合っているようだった。発言した人は皆、拍手され、司会の人に褒められている感じだった。

 

小さいけど、そんなことが印象に残っている。10年も前だからもう変わっているかもしれないけど。

 

これは政治とか社会システムじゃないけど、人間の根っこの部分の話だ。弱者にやさしい人が多く、人の距離は近いけど、ちゃんとプライバシーを守り、考えを尊重する。もちろん人や地域によって差はあると思うが、そんなところはアメリカのいいところだなー、と思った。

 

 日本には精神的豊かさが足りていない。それは確かに思う。

妻が「有給のとりすぎなので給与を5%下げます」といわれた。

頑張って20分で書く。

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タイトルのとおりなのだが、まず、妻の状況を説明する。妻はパタンナーをしていて、小さいブランドだ。その会社はもともとママさん社員が多く、妻は子育ても安心そうとそこに転職を決めたようだ。それがもう5年位前になるだろうか。今、娘が3歳で、最近第2子を妊娠した。

 

少し前に、ママさん社員が集められ、「販売店のママさんスタッフと比べて、生産のママさん社員は有給の取得が多すぎる。不公平感が出るので、生産のママさん社員は給与を最大5%下げます。」といわれたらしい。他の社員からは反論が出なかったのかと思うのだが、出なかったらしい。ママさんの立場は弱い。

 

ただ、子供がいるだけなら、労基にいくとか、転職活動するとか考えられるが、妻は身重な上、子供がいるし、年齢的にも転職は難しいと考えられる。ヘタにここで辞めて、育休の手当がなくなると、それこそ貧困まっしぐらになってしまう。

 

妻が転職して、落ち着いてきたとき、その時はまだ同棲中だったが、先の2年くらいのお金をふたりの収入を推測して、未来の家計簿をつけた。妻は財布を別にしたい考えだったので、お互いのボーナスはお互いに好きに使おう、と言っていた。しかし、結局、今まで一度も妻のボーナスは出たことがない。

 

業績が右肩下がりなのだ。ただでさえ競争の激しいアパレルで、妻のブランドは結果をだせていない。今回の給与カットの話も業績の悪化が背景にあると考えられる。

 

そして今、会社に不信感をいだきつつも妻は仕事をし、娘を保育園に送り迎えし、お弁当と晩御飯を作ってくれている。

 

そして副業で何か出来ないかと模索している。

 

この事で、会社や経営者を責めるのは簡単である。では、給与カットも止めて、ボーナスを出します!といわせて実現したところで会社は倒産し、社員は投げ出される。本来はそれが正しいのかもしれない。社会は大自然の如く厳しい。実力があれば、もっと業績の良い会社に転職できるかもしれないし、そもそも、この会社を選んだ時点で負けなのかもしれない。

 

しかし、今回のことで私が今感じているのは日本のセーフティネットの弱さだ。子供がいる事のハンディがでかすぎる。あっという間に生活が危うくなる。

 

少子化対策働き方改革?寝言かなんかですか?

 

(30分かかった。締めと画像に迷った。)

仕事観

働き方改革である。

 

裁量労働制の適用範囲の拡大が一年先延ばしになったらしいが、心底ほっとした。そして、残念ですという経団連の老人たちを心底気持ち悪いと思った。裁量労働制で職場の環境が良くなったと聞いたことがないからだ。

 

裁量労働制がゲーム制作に適用されたとき、私はゲーム業界にいた。その頃、コンシューマーゲーム業界は衰退期で大手ゲーム会社はそれまで払っていた年収をそのまま払うには無理がある時期に来ていたように思う。それまでのゲーム会社は中途で入れれば1,000万ちかい年棒だった。私は末端の末端のゲーム制作会社にいたので確か額面で月25万程度だった覚えがある。もしかしたらもっと低かったかもしれない。

 

それから、大手は積極的に労働裁量制を取り入れ、土日出勤や徹夜が増えたと聞いた。断ったり、手当を交渉しようにも労働裁量制を盾に押し切られたそうだ。

 

そして、据え置きのテレビゲームが虫の息になったとき、私の会社は倒産した。

 

その時から、裁量労働制やべー、と思っていた。しかし、デザイナーがすでに裁量労働制の適用範囲だった知ったのはまた別の話。

 

みなし残業

 

正直、これの本当の意味を知ったのは今回の話で裁量労働制をしっかり調べようと思った時の話だ。今まで「残業を相殺するもの」というとらえ方をしていたが実は「早く帰った時間を補填するもの」だそうだ。しかし、この時点で矛盾をいくつも感じる。では裁量労働制でなぜ定時があるとか、なぜ、補填する必要があるとか。きっと私があまり調べずに終わったからだと思う。余談だが高プロ制度にも異議を唱える意見を散見した。高プロはこれの布石だったのかもしれない。

 

toyokeizai.net

 

調べている中でこの記事が一番なにかグッとくるものがあった。漫画では裁量労働制の夢が描いてあり、コメントは現実で埋まっている。

 

働かせ放題と成果報酬

 

反対する人たちの懸念は、残業代がなくなって何時間でも働かすことができるようになることと推測できる。そしてそれは正しい。今の労働法が順守されないのだから裁量労働制のルールなんて守られるわけがない。そう考えるのか普通だ。働いている人も、短時間でたくさんの業務をさばけるスキルのある人が働く時間を短縮させたら、会社が回らないと思っているし、もし、裁量労働制が正しく運用されても、そこには厳粛な成果報酬が見えてその恐れもある気がする。少なくとも私にはある。

 

人生観と仕事観

 

仕事の話は万能と思っている。共通項というか。とりあえず仕事の話をすれば間がもつと思っている。人の仕事の話とか、本当はこうしたいとかいう話はすごい興味があるし、多くの人が働いているからだ。

 

先日、フミコさんのブログを読んだ。

 

delete-all.hatenablog.com

 

 基本的にはアグリーだが、部分的にはあれだ、その、アグリーしかねますだ。アグリーという言葉を使う人はそういうらしい。何がかといえば人生と仕事は切り離して考えたいが、仕事というものが占める時間が大きすぎる。後、仕事を辞めた人は解放される事が多い。具体的には、通勤、時間的束縛、会社でのノルマ的なもの。そのかわり、リスクや雑務も背負う、仕事がなくなるリスク、経理作業全般、社会的信用が低くなる。

 

いや、これでは全面的にアグリーしていることになる。なんか引っ掛かったところは「カッコよく生きているように見せるためには働いていなければならぬ的な発想が生まれたのではないか」というところ。みんな、そんなこと思っているんだろうか、という疑問だ。私がもし、BIGが当たったなら、宝くじが当たったなら、生涯年収を超えるお金が手に入ったらまずやることは仕事を辞めることだ。

 

うーん、でも、ここまで書いてフミコさんが書いていることも正しいのかな、という気がしてきた。プロフェッショナルとか情熱大陸とか最近好きで見ているセブンルールとか、仕事に情熱を燃やし、仕事に誇りをもって実績をあげる、もしくは楽しくやっている人を取り上げる番組が人気なのも事実だ。

 

 ここで間が空く

ここまで書いていて、寝かしといた。フミラーとしてはどうもあのブログを読んで「アグリーしかねます」の部分が難しく感じた。私がいいたかったのは、いわゆる脱サラをして、フリーランスになったら楽しいこともあるよ。ということだ。それは、私が2年間フリーランスをして感じたことだ。明らかにサラリーマンより楽しかった。私にとっては。フミコさんはおそらくサラリーマンとして超有能である。サラリーマンであることにそこまで苦痛を感じない人間と、感じる人間がいるのだ。

 

何故、再就職したのか

何故、そんなに楽しかったフリーランスをやめて会社にまた就職したのか。単純に収入に不安を感じたのである。私がフリーランスをやっていたのは、ちょうど南アフリカワールドカップをやっていたときで、史上最高にサッカーの試合を見た。オランダVSスペイン。日本代表も予選突破して熱い大会だった。私は独り身で気楽なもので、入金管理もかもかなり疎かになっていて、果たして自分がどれだけお金を得ているかはっきりわからない状態だった。ただ、肌感として1年目より仕事をしてない感じがあった。仕事はよほど変なクライアント以外は選ばずやっていたので、仕事が減っていると思った。これは、続けていくの無理があるかもなー、と思い再就職した。確定申告でわかったが、結果、1年目より収入は多かった。どないやねん。と思ったが、就職して今は正解だったのかな、と思っている。技術が目まぐるしく変わる世界で会社という傘に助けられた部分も今まで沢山あると思うからだ。

 

裁量労働制になると?

裁量労働制が正しく運用されると、総フリーランスの世界に近くなると感じている。シビアな話、それくらい実力によって差が出ると思う。それであれば、副業を認めるべきだという話の流れになり、実力のある人は会社の仕事を早く切り上げて、個人で更にいい仕事をしてしまい、格差がより広がるのではないか、と弱者の私は思ってしまう。

 

正しく運用できないことは間違いない

ただ、今の日本の状況、論調を見ると正しく運用できるわけがないとは思う。今回話題になったのは、今一番の売り手市場のエンジニアに裁量労働制を適用するという話した。少子高齢化、人材育成の失敗のつけだ。仕事はうんざりするほどあるらしい。


更に、残業の上限を定め、罰則を設ける法案に中小企業は適用外にしないと潰れるからだめだと声高に叫ぶ議員もいる。

 

出来ないことを出来ない状態のままやりましょうというのは良くないですわね。

 

全然まとまらなかった。

弊社、FY2017が終わりFY2018へ

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上半期と下半期がウヤムヤだった。それくらいどうでも良かった。プロジェクトによってはQ1とか言うし、4月から9月が上半期ね。弊社は。みたいな感じでやっと覚えた。

 

しかし、弊社は貢献度みたいな感じで半期ごとに目標をたて、それをどの程度達成できたかで賞与の査定が出る。年間の給与査定はその半期ごとの貢献度と能力評価みたいなものでランクが決められ、金額がきまる。

 

私は、仕事が出来ないので出世しないけど、給与の上下は少ないよ、というコースにいて、そのコースの一番上のランクに行ってしまった。もう、給与が下がることはあっても上がることはない。

 

最近は、私はディレクターになることを諦めている。この会社でディレクター(PM)をやるのはストレスだし、拘束時間が長い。そして、私自身、スキルが足りていない。そういうわけで、コーダー的ポジションに今いる。ただ、コーダーでは弱いので今流行りのJavascriptを勉強している。41にもなって勉強させてもらえるなんていい身分だ。実際FY2017の上半期ではReactとnode.jsをやった。実のあるものになったと思っている。

 

実際、ノンプラグラマの私が、例えばアプリをリリースしたりすることが手の届く範囲に来ているという感じを受けた。

 

例えばjavascriptを勉強するのも大事だが、今はDBのつなぎ込みとかを知りたいと思いっている。そこのピースが揃えばできることが大幅に広がる気がしている。

 

給料はさておき、とにかく死ぬ前になんかやりたい。国もじじいになるまで働けと言っているし。世の中の会社もじじいのフリーランサーに仕事をふる時代になってほしい。

月曜日の友達 阿部共実 を読んだ。

私はマンガが最高の表現形式だと、うすうす思っている。漫画家が将来の夢だった。でも漫画家にはならなかった。なれなかったではなくならなかった、が正しい。チャレンジする前に諦めた。

 

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阿部共実を知ったのは、宝島社のこのマンガがすごい!で大賞?になっていたちいちゃんはちょっと足りないだ。この年は女性部門がちいちゃんはちょっと足りないで、男性が聲の形だった。両方面白かった。聲の形は王道で面白く、ちいちゃんはちょっと足りないは、癖のある変化球的な面白さがあった。刺さる人には、体の芯まで刺さるタイプのマンガ。私は刺さる人だった。

 

ちいちゃんはちょっと足りないを読んだときアベトモの作風を知らなかったので、本当にしてやられた感じだった。ちいちゃんの批評やともちゃんの他の作品のレビューを読み漁り、今どきで言う「鬱エンド」を得意とする作家さんらしいと知った。真っ直ぐが速いタイプではなく、変化球タイプだったのだ。

 

しかし、当時はなんとなくマンガには満足していて、トモミーの他の作品は買わなかった。ちいちゃんも実はゲオでレンタルした。そして月日は経った。

 

はてなブログを読み漁るなかで「月曜日の友達」を激しく推しているブログを読んだ。絵を見たら瞬時にわかるアベちゃんのマンガだった。その時は1巻しか出てなかったが、なんとなく、買ってみた。

 

1巻を読んだ感じは、そこまでピンと来ていなかった。字が多いな。くらいに思っていた。しかし、鬱エンドの布石はなんとなく感じた。2巻をアマゾンで予約購入した。2巻完結だとブログで書いてあったので躊躇はなかった。

 

2巻が届いたとき、私は字ばかりの本を読みきれない程買い込んでいた。それも、自己啓発、ビジネス書、実用書、書くのが恥ずかしいがプログラミングの本。2巻は届いてすぐ読んだ。予想に反して、不安な影を残しながら、それでもハッピーエンドといえる終わり方だった。なんとなく、面白かったな。くらいの感想だった。

 

 

前の水曜日、仕事への焦りからくる勉強に、より良い生活を送るためのインプットに疲れていた私は、もう割り切って今日は読みたいマンガをじっくり読もう、と思い夜を迎えた。読みたいマンガで手にとったのは「月曜の友達」だった。結果、号泣した。なんだ、この美しい話はと思った。王道でありながら不安のスパイスが効いた、絶妙な配分。

 

前読んだ時は余裕がなかったんだ。登場人物の名前に曜日が含まれていることにさえ気がつかなかった。全体的に文字が多い構成も、話がわかると文字で見せようとしたべーやんの意気込みが感じ取れる。

 

最近、仕事や生活で余裕がなかった私を元気づけてくれた。そして、マンガについて思いを馳せるきっかけを与えてくれた。太田光が人間は反射で物を作っていると書いていて、真理だと思った。その反射をくれたのが月曜の友達を産んだ阿部共実だった。

 

読みたいマンガがそろそろゲオでレンタルされているだろうから、借りに行きたい。ちいちゃんはちょっと足りないはアマゾンで新品で買おう。それがせめてもの私から阿部共実さんへのお礼。

 

静かに
静かに。

ああ、ほんとに仕事が出来ない。

愚痴です。

 

また、仕事でミスってしまった。何十年とやっている仕事なのに、学生でもやらないミスをして、こっぴどく怒られた。

 

ミスの内容はこうだ。既存サイト(CMS入り)の<p>タグで囲まれた部分の改行が途中になるのが気になるので単語ごとに<ul><li>でくくってほしい。という指示を受けた。ほうほうと思い、<ul><li>でくくってみると、もともと入っていたjsが働いて、プルダウンメニューの一部にしてしまう。<ul><li>は避けたいなと思い、<dl><dt>でくくった。まあ、問題なく見えるけど、ちょっと、dldtは意味上よくないかもな、と思い<div>と<span>でくくった。すると、<span>タグにposition:absolute;がもともとのCSSで効いていて、クシャッと高さが消えた感じになってしまった。CSSならクラスをつけて、相殺すればいいか。と思って、position:initial;と書いた。うまく表示出来たみたいなのでしばらくして、依頼先の部署に出した。

 

IEで崩れてますよ。と帰ってきた。

 

あー。やってしまった。ミスはふたつ、ブラウザチェックの怠りとpositionならstaticが正解だった。chromeとfierfoxは間違ってても解釈していたらしい。

 

結果、部長に怒られ、時間差でマネージャーに怒られた。何故こっぴどく怒られるのかというと私はこれ系のケアレスミスが多すぎるのだ。

 

ああ、減給かも。死にたい。

 

学生レベルのミスなので減給やむ無しだが、正直、働きたくねー。という思いのほうが強くなってしまった。

 

ゼロエラーが日本ではともかく求められる。息苦しい。ミスやバグがありつつも改修をつづけ、成長していくスタートアップが羨ましい気がしてくる。

 

まあ、今回のミスはスタートアップでもこっぴどく怒られるだろうが。

 

結論を言うと、働きたくないんだ。

 

21世紀にもなって働かなくちゃダメ?って気になるんだ。お金の価値がなくなればいい。この発想に一番近いのがベーシックインカム。あまり働きたくない人はそれでぼちぼち暮らして、贅沢に生きたい人、仕事が好きな人はバリバリ働く。イーロン・マスクとか話をかじると、あの人多分お金目当てじゃない気がするんだよね。ただ、目標のためにお金が必要だから事業を成功させているように見える。今の時代の英雄はそんな人に思えるんだ。

と、理想の話はおいておいて。なぜなら私が生きているうちに実現はおろか、もっとふりな状況になっている可能性が高いからだ。そんな中、自分は今、ふたつかみっつのことを考えている。


ひとつ、確認に時間を当てる。チェックシートをつくるとか、20分確認するとか。与えた修正について仮説を立てるとか。全部やればいいな。
ふたつ、クラウドソーシングの仕事で単発の仕事を取るべく、デザインを応募する。コンペ形式でとれたらラッキー。デザイン力のアップにもつながる。
みっつ、ウォンテッドリーとかスカウトが来るかも系のサイトに登録してみる。

 

ひとつめは今から考える事。とにかく、面倒なのでやらないという理由なので、効率化もしくはきちんと時間を確保。仮説をたてるのは今までにない発想なのでやっていきたい。

ふたつめはもう、ちょびちょびやっていて、2個位応募したが全然ダメだった。

みっつ目はウォンテッドリーに登録したけど、使い方がいまいちわからない。もしかしたらこんな私でもほしいという企業が現れるかも。今の会社は受注生産型なので、もっとサービスを展開する系の会社に行けたらと思ったりしている。まあ、今の私の年齢とスペックを天秤にかけると需要なさそうと思いますけどねー。。。

 

そんな41歳。