日々記憶伍番地

ただの日記です。誤字脱字多いです。スンマヘン。

三峯神社に行った

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神社仏閣が好きである。理由はわからない。宗教的なものに何故か興味がある。特にベタな神道、仏教、キリスト教イスラム教が好きである。好きなだけで特別深い造詣があるわけではない。

後厄ということもあり、妻の妊娠もあり、旅行に行きたいというなんとなくの圧力もあり、私のリクエストで三峯神社に小旅行にいくことになった。三峰神社は関東でも有数のパワースポトであり、最近、芸能人の間でもちらほら名前を聞くようになってきた霊験あらたかな神社である。

 

前日に詳しく調べると、狛犬じゃなくて狛狼がいるとか、樹齢800年の御神木があるとか、石畳に龍が浮き出たとか、何かと話題なのである。急に期待が膨らんだ次第である。

このブログが詳しかった。

ima.goo.ne.jp

 

いざ車を走らせると三峰神社は意外と遠かった。最近のスマホのやりすぎでの寝不足もたたり、若干疲れを感じていた。そんな中三峯神社に到着。

三峰神社は神社なので、神道と思われるが、神社は再建の影響もあって極彩色の神社であった。ココらへんは持ち前の造形のなさなのでわからないが、中国の影響が大きいと思われると言っちゃったりする。全く勘で書いたので各自で調べてほしい。

更に詳しいことはこの写真の看板を読んでほしい。神社が提示しているので間違いない。

 

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神社としては、非常に特徴があって、バックボーンを知っている方は興奮冷めやらない神社に違いない。しかし、私のようなにわか神社ファンからすると、いい、いいんだけど、ボリュームに欠ける、というのが正直な感想である。

神社は荘厳であるし、お守りも素晴らしい。朱印や御札もかっちょいい。毎月1日だけに販売(多分本当は販売とか言っちゃいけない)される白いプレミアムお守りはあまりの人気に販売中止になったそうだ。何故かというと、周辺の交通機関がまひするほど渋滞がアホみたいにできるためのようだ。その人を引きつけるパワー。神社としてはパーフェクトと言っていい。

 

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神社内にはオリジナルショップ、コーヒーなどが飲めるところ、果ては宿泊まで出来てしまう興雲館などある。お土産屋さん兼茶屋さんも駐車場から近くに2件あった。

御神木は本当に立派で樹齢800年らしい。完全に勘で書いたので真偽はちょっと自信がない。

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何故、ボリューム感に欠けると感じたかというと、ほぼ登山コースになる奥宮を除けば2時間程度で見切れるのだ。温泉に入ったり、茶屋でのんびりしても3時間程度だろう。私は神社を参拝できれば十分なので良かったが、これは観光地としては失敗しているのかも。。。と思いがよぎった。何しろコーヒーが飲める境内の喫茶店では夢ジュースというキワモノが売られている。飲んだらしそジュースとカルピスが層になっていて甘党にはマジでうまい。なんで変な名前つけたんだ。。。

 

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恐らく、秩父の観光要素のひとつになっているのだと思う。参拝は観光ではない!けしからん!という意見もあると思うが、実際、現代は神社も観光地として魅力的かそうでないかは重要だ。実際、私達家族が帰ろうとした時間には駐車場の車はまばらになっていた。

観光として見ると三峯神社オンリーを目標にするとがっかりしてしまうかもしれないので、秩父の観光情報をしっかり調べて、プランを組んで行くと良いですよ、というのが私の三峯神社の印象でした。

日本が破綻するってどういうこと?

血眼になって日本がいかに世界と比べて遅れているか、政治や社会がいかにいけてないかみたいなことを読みあさっていた。ふと、日本が破綻するってどういうこと?って思った。血眼になって読み漁ってきた記事や本にその答えが書かれているものはなかったように思う。

 

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「年金が破綻する」というのは言葉的にわかりやすい。約束していたお金がもらえなくなる。お金を強制的に払わされていたのに。

 

私のインテルもびっくりの脳味噌をフル回転させると、少子高齢化が進むこと経済的に日本が貧乏になることが想像できる。経済的に日本が貧乏になるのは外貨を獲得できてないから。今までの貿易黒字がなくなるとなんかで読んだ。日本がイケてるプロダクトを作り出せないから、海外の人がメイドンイジャパンに興味ナッシングらしいのだ。

 

増税されると所得が下がる。いわゆる貧困層がふえると思われる。今、どのくらいの割合が貧困にあえいでいて、どの程度の増税で貧困にあえぐ人の割合が増えるのか私は知らない。そして、今後、どの程度の勢いで増税が予想されるのか。それは何年後の話なのか。謎が多い。

 

考えるにココらへんは予測の範囲で、このまま順当に行けばこうなるよね。ということだから、こうなる!とは書きづらいのだろうか。具体的には政策によるところが大きい気もするので予想も難しい気がする。

 

ただ、かなりの確率で増税され、貧困層が増え、貧困層になるまいと蹴落としが始まる可能性は増税と同じ様にかなり高いように思う。今まで危険水域で収まっていた世帯が水没する。生活が成り立たなくなる。お金が足りなくなる。

 

資本主義とか競争主義とか実力主義ってのはそういうもんだ。搾取される側はとことん搾取されるんではないか。

 

 

そんなことを思いながら、自分が読んだ記事やら本の感想に思いを馳せると、例えばその人の主義や思想に感嘆し、海外のやり方、恵まれた環境を羨みため息をつくばかりだ。イカンと!思った訳どす。

 

「Don't 思考停止」略してドンシコは私が好きなオードリーのラジオで聞いた言葉であります。つまり、私はドンシコだった訳どす。

 

私は何も行動していない。考えてもいない。そうなりそうだねー。じゃあ、どうする?そして、自分の答えを導き出し行動する。それが大事。

 

それは結局、蹴落としあいが始まった時にいかにしぶとく戦えるかという力を培うことになると思うのだけれど、そうするしか今はないのかなーなんて思ったりする訳どす。

 

それには、実は、その人の思考や主義よりも、現実的な予測が必要なわけです。と思いメルカリの売上が消失しそうだったので未来の年表を買ってみた。

 

人生楽しんだもの勝ちだとは思いつつも楽しむには先立つものや知識が必要というわけで。

マネタイズが頭をよぎる私が気になるサービス note と Qiita をちょこっと調べてみた

マネタイズ。この言葉にどれだけ踊らされるのだろうか。マネタイズすると言うのは非常に簡単だが、実現するのは非常に難しい。

 

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note

 

そんな中、「note」はマネタイズの可能性を秘めているのでは、と思った。気になっていたのでとりあえず調べた。noteのサイトを見た感じ、思ったより有料じゃないと出来ないという制限は少なくて、とりあえず始めることはできそうである。その他の口コミをググってみる。


ポジティブな意見

  • 今後の成長に期待
  • 類似サービスと比べると売上から運営に払う金額がリーズナブル

ネガティブな意見

  • note自体がまだメジャーではないのでnote一本でやっていくのは難しい
  • ある程度、知名度がすでにある人がnoteで有料記事をオプション的に売っている
  • UIが最悪
  • 記事でできることが少なすぎる(文字の装飾など)
  • はてなブログのほうがまし
  • すでに過疎っている
  • スマホで有料記事を読めない

正直、ちょっとnote始めてみようかしら、と思っていた自分が尻込みするにはあまりにも十分すぎる情報だった。ちなみに、ポジティブな意見は2015に散見できて、ネガティブな意見は2016年以降に見られた。スマホで読めないってどんだけすっとこなんだよ。

 

失敗しているのかも。

 

個人的にはPIXIVがこのnoteみたいなお金を流通させる機能を実装してくれたら一番いいと思った。noteは保留。アカウントくらい作ってみるかも。

 

medium.com

 

これがぐっと来たけどMediumなんて更にマイナーだし、参考にはならないかもしれない。

 

Qiita

 

もうひとつ気になるのがQiitaというサービス?かSNS?最近、webのプログラミング系の情報をググると必ずこのサイトが上位に来て、時に良い情報を得られ、時にクソを掴まされる。

 

最初、Qiitaというサイトをひとりの人が運営しているのかと思った。

 

キータと読むらしい。こちらはエンジニアに特化したSNSという感じだった。マネタイズとは程遠いが、例えば非技術系のブログで収益を得ている人が、突如ソースコードをブログに書いたりすると読者が離れるというような場合に、ソースコードを披露する場として使い分けるために使われているらしい。

 

こちらはエンジニア系の人が多いせいかQiitaをメリデメで評価している記事を散見したので特にメリデメはあげないが、自分が求めていたサービスではなかった。むしろその妙に強いSEOで古い情報がググると上に来るのをなんとかしてほしい。今、webフロントエンドは変化が激しいので、一年前のコードは古いし、どのバージョンで書いたとか明記してくれないと、私みたいなひとつの言語もまともに書けないのにフロントエンドとかふざけたこと言っている人間はいとも簡単に底なし沼にハマるのだ。

総括

クレカの手数料が高すぎる。

 

 

 

 

ひろゆき「働き方 完全無双」を読んでない

GW、3日めです。一昨日、昨日、楽しかったけど前進してない感が何故か私を責める。こんな私に誰がした。


ひろゆきさんが、前作の続きのような本を出した。「働き方」です。興味はあったんですが、苦渋の決断で買わなかったです。前作もそうなんですが、「ひろゆき」の考え方や熱量を知りたければ動画を見るべき、というレビューが散見されたので、ユーチュブーで「ひ・ろ・ゆ・き」と打って見たのです。ごそっと動画が出てきました。で、見たのですが、これを知ってなんか自分の人生好転するかな?と思うと微妙な気がしました。本もきっと同じ感覚に陥るのでしょう。後、似たような感じで落合陽一さんの動画もごそっと出てきました。落合陽一さんの動画のほうがこれみて、俺の人生に役立つ?感が強かったです。ふたりとも私とはレベルが違うんでしょう。後、多分同じ人がひろゆきと落合陽一の動画をガリガリあげてて、この人儲かるだろうなー、と思いました。

 

ひろゆきさんの考えは自分の知りたい分野だけユーチュブで知れることがわかったので、本を買うのはとりあえずやめました。ひろゆきさんの考えはわからないですが、本というパッケージじゃないと届かない層に自分の考えを届けたいような思惑を感じた。

 

正直、動画を見るならオードリーのラジオのほうが自分にとっては楽しいし、有意義に感じる。どうせ無意味なら笑えたほうがいいみたいな。

 

ひろゆきと落合陽一の言っていることは自分にできることを超越してしまっている。豚に側方開脚屈身2回宙返り3/4ひねりのやり方の動画を見せるようなもんだ。

 

ここで、またフミコフミオさんの記事を引用。

www.pasonacareer.jp

 

この仕事を丁寧にするという記事はブログじゃなかったけ?ツイッターのつぶやきだっけ?と結構探してしまった。この仕事を丁寧にするというのはすごくいい言葉だと思った。実際、なるべく仕事を丁寧にしようと思ってからミスが減った。

 

突然だが、私は早漏である。早漏と仕事が粗いのは関係ある気がする。形になったらすぐ出したいみたいな。実際の仕事は自分が出来た、と思ってから踏む工程は多い。私の仕事は特にそうだし、多くの仕事はその「丁寧さ」を求められ、それが当然になっている。日本は100点から減点していく方式なので、ゼロエラーが求められるのだ。

 

私はウェブ関係の仕事をしている。部署間をまたぐ社内のチェックでミスが発覚しただけでもどえらく怒られる。部の信頼を損ねるから。正直、このことを私はバカバカしいと思う。社内で食い止められたならいいじゃんとか思ってしまう。私はアマゾンのこの画面を見ながらゼロエラーなんて意味ないじゃんと毎回思うのだ。

 

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緑の日付の所とその上の行の左に点が出ている。これはふたつのツッコミどころがあって、上の行の「:」は表示させる意味がない。もうひとつ、左の点はレイアウト的にも左の罫線と隣接していて、コーディングの初歩的なミスかと思われる。私の会社であればこの形でリリースしてしまうと、事象だ報告書だ何やってんだお前でてんやわんやである。しかし、アマゾンは私の知る限り半年近くこの状態で、直す気がないように見える。そして依然として世界一のECサイトである。

 

そんなところを羨ましいなー、と思ってはいるが、私はアマゾンに入社できるほどのスペックは持っていないし、日本で働いている。つまり、ゼロエラーに迎合せざるを得ないのだ。なんとなく見ていた落合陽一の動画でもこれからは信頼に需要が出ると言っていた。テクノロジーではなく、信頼。その信頼を得る要素のひとつにゼロエラーはあるだろう。

 

人間なのでゼーロエラは無理だと思うが、丁寧に仕事をすることで得られる信頼は大きいと思う。仕事の早漏と対峙する時が来た。

 

ヨーロフ

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先日、頑張って書いたブログも特別、何も起きず。まあ、ブログってのは好きなときな時にタラリーンと書くのがいいよね。

 

www.byosoku100.com

 

はいこれ。

スゲー納得なんですよ。中国の本当は知らなし、ヨーロッパの本当も知らない。最近、上海はすごいとか、中国のプロダクトはすごいとか思っていたけど、これを読むに圧倒的にヨーロッパ羨ましいなんですよ。たとえ、この記事で引用されている増田って言うんですか?が本当でも、メルカリの上海レポが本当でも、どっちでもヨーロッパ羨ましいなんですよ。

 

今年の冬にホームレスが駅で凍死しているのが発見され英国議会で話題になった。二大政党はこぞって対策を取るというようになった。

 

なんだろう、日本にはない感覚。日本では多くの人はホームレスになるのは自己責任とみなし切り捨てているんではないだろうか。貧困も似ている。貧乏は差別される。だからみんな社会から落ちこぼれるのが嫌で必死に働くのかもしれない。自分が差別するのを知っているから。

 

私はヨーロッパも中国も知らないが、アメリカはちょっと空気を吸ったことがある。観光ならヨーロッパも行ったけど。アメリカには2周間だけ西海岸の田舎の語学学校にホームステイして通い、ニューヨークを1週間観光した。

 

その程度で何がわかるかという感じだが、ブログで読むより感じたことは多い。

 

10年くらい前になるのでもううろ覚えだが、その時、ニューヨークのサブウェイは24時間走っていた。料金体制も一回幾らで乗り放題だったと思う。後、マンハッタンの発音がスゲーむずい。マクドナルドクラスにむずい。ビル・クリントンもむずい。

 

社会のシステム的に、とか法律が、とかはわからない。肌で感じたことは、アメリカの挨拶は簡単でいい。"Hi"で事足りるので割りと多くの人が挨拶してくれる。後、ハグは人生観を変える気がする。文化だから仕方ないけど、何かの時に抱き合うのはすごくいいと思った。アメリカでは私はハグされなかったが、英会話スクールでハグされたことがある。すごく良かった。

 

ニューヨークで印象的なのはサブウェイは通路の真ん中にポールダンサーが踊るポールみたいなのがあって、それにみんなつかまる。日本だと、電車に入ってすぐ脇につかまる棒があるが、たいていひとりの人がつかまっていたら複数でつかまることはない。アメリカはみんなで捕まるのが普通。なんとく、それだけで連帯感を感じる。

 

カルフォルニアの田舎では車のマナーがすごく良かった。信号も何もない道を渡りたくて車が途切れるのを待っていると、車が止まってくれる。6車線はあるんじゃないかっていう広い道路でもスピードを緩めてくれるので勇気を出せば渡れる。ニューヨークは交通量が多くて、そんなに牧歌的な雰囲気はなかった。

 

ホームステイ先ではミサに連れて行かれた。私の英語力では何を言っているかさっぱりだったが、歌を歌い、その後、恐らく聖書の一節を読み、どんな解釈があるかみんなで話し合っているようだった。発言した人は皆、拍手され、司会の人に褒められている感じだった。

 

小さいけど、そんなことが印象に残っている。10年も前だからもう変わっているかもしれないけど。

 

これは政治とか社会システムじゃないけど、人間の根っこの部分の話だ。弱者にやさしい人が多く、人の距離は近いけど、ちゃんとプライバシーを守り、考えを尊重する。もちろん人や地域によって差はあると思うが、そんなところはアメリカのいいところだなー、と思った。

 

 日本には精神的豊かさが足りていない。それは確かに思う。

妻が「有給のとりすぎなので給与を5%下げます」といわれた。

頑張って20分で書く。

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タイトルのとおりなのだが、まず、妻の状況を説明する。妻はパタンナーをしていて、小さいブランドだ。その会社はもともとママさん社員が多く、妻は子育ても安心そうとそこに転職を決めたようだ。それがもう5年位前になるだろうか。今、娘が3歳で、最近第2子を妊娠した。

 

少し前に、ママさん社員が集められ、「販売店のママさんスタッフと比べて、生産のママさん社員は有給の取得が多すぎる。不公平感が出るので、生産のママさん社員は給与を最大5%下げます。」といわれたらしい。他の社員からは反論が出なかったのかと思うのだが、出なかったらしい。ママさんの立場は弱い。

 

ただ、子供がいるだけなら、労基にいくとか、転職活動するとか考えられるが、妻は身重な上、子供がいるし、年齢的にも転職は難しいと考えられる。ヘタにここで辞めて、育休の手当がなくなると、それこそ貧困まっしぐらになってしまう。

 

妻が転職して、落ち着いてきたとき、その時はまだ同棲中だったが、先の2年くらいのお金をふたりの収入を推測して、未来の家計簿をつけた。妻は財布を別にしたい考えだったので、お互いのボーナスはお互いに好きに使おう、と言っていた。しかし、結局、今まで一度も妻のボーナスは出たことがない。

 

業績が右肩下がりなのだ。ただでさえ競争の激しいアパレルで、妻のブランドは結果をだせていない。今回の給与カットの話も業績の悪化が背景にあると考えられる。

 

そして今、会社に不信感をいだきつつも妻は仕事をし、娘を保育園に送り迎えし、お弁当と晩御飯を作ってくれている。

 

そして副業で何か出来ないかと模索している。

 

この事で、会社や経営者を責めるのは簡単である。では、給与カットも止めて、ボーナスを出します!といわせて実現したところで会社は倒産し、社員は投げ出される。本来はそれが正しいのかもしれない。社会は大自然の如く厳しい。実力があれば、もっと業績の良い会社に転職できるかもしれないし、そもそも、この会社を選んだ時点で負けなのかもしれない。

 

しかし、今回のことで私が今感じているのは日本のセーフティネットの弱さだ。子供がいる事のハンディがでかすぎる。あっという間に生活が危うくなる。

 

少子化対策働き方改革?寝言かなんかですか?

 

(30分かかった。締めと画像に迷った。)

仕事観

働き方改革である。

 

裁量労働制の適用範囲の拡大が一年先延ばしになったらしいが、心底ほっとした。そして、残念ですという経団連の老人たちを心底気持ち悪いと思った。裁量労働制で職場の環境が良くなったと聞いたことがないからだ。

 

裁量労働制がゲーム制作に適用されたとき、私はゲーム業界にいた。その頃、コンシューマーゲーム業界は衰退期で大手ゲーム会社はそれまで払っていた年収をそのまま払うには無理がある時期に来ていたように思う。それまでのゲーム会社は中途で入れれば1,000万ちかい年棒だった。私は末端の末端のゲーム制作会社にいたので確か額面で月25万程度だった覚えがある。もしかしたらもっと低かったかもしれない。

 

それから、大手は積極的に労働裁量制を取り入れ、土日出勤や徹夜が増えたと聞いた。断ったり、手当を交渉しようにも労働裁量制を盾に押し切られたそうだ。

 

そして、据え置きのテレビゲームが虫の息になったとき、私の会社は倒産した。

 

その時から、裁量労働制やべー、と思っていた。しかし、デザイナーがすでに裁量労働制の適用範囲だった知ったのはまた別の話。

 

みなし残業

 

正直、これの本当の意味を知ったのは今回の話で裁量労働制をしっかり調べようと思った時の話だ。今まで「残業を相殺するもの」というとらえ方をしていたが実は「早く帰った時間を補填するもの」だそうだ。しかし、この時点で矛盾をいくつも感じる。では裁量労働制でなぜ定時があるとか、なぜ、補填する必要があるとか。きっと私があまり調べずに終わったからだと思う。余談だが高プロ制度にも異議を唱える意見を散見した。高プロはこれの布石だったのかもしれない。

 

toyokeizai.net

 

調べている中でこの記事が一番なにかグッとくるものがあった。漫画では裁量労働制の夢が描いてあり、コメントは現実で埋まっている。

 

働かせ放題と成果報酬

 

反対する人たちの懸念は、残業代がなくなって何時間でも働かすことができるようになることと推測できる。そしてそれは正しい。今の労働法が順守されないのだから裁量労働制のルールなんて守られるわけがない。そう考えるのか普通だ。働いている人も、短時間でたくさんの業務をさばけるスキルのある人が働く時間を短縮させたら、会社が回らないと思っているし、もし、裁量労働制が正しく運用されても、そこには厳粛な成果報酬が見えてその恐れもある気がする。少なくとも私にはある。

 

人生観と仕事観

 

仕事の話は万能と思っている。共通項というか。とりあえず仕事の話をすれば間がもつと思っている。人の仕事の話とか、本当はこうしたいとかいう話はすごい興味があるし、多くの人が働いているからだ。

 

先日、フミコさんのブログを読んだ。

 

delete-all.hatenablog.com

 

 基本的にはアグリーだが、部分的にはあれだ、その、アグリーしかねますだ。アグリーという言葉を使う人はそういうらしい。何がかといえば人生と仕事は切り離して考えたいが、仕事というものが占める時間が大きすぎる。後、仕事を辞めた人は解放される事が多い。具体的には、通勤、時間的束縛、会社でのノルマ的なもの。そのかわり、リスクや雑務も背負う、仕事がなくなるリスク、経理作業全般、社会的信用が低くなる。

 

いや、これでは全面的にアグリーしていることになる。なんか引っ掛かったところは「カッコよく生きているように見せるためには働いていなければならぬ的な発想が生まれたのではないか」というところ。みんな、そんなこと思っているんだろうか、という疑問だ。私がもし、BIGが当たったなら、宝くじが当たったなら、生涯年収を超えるお金が手に入ったらまずやることは仕事を辞めることだ。

 

うーん、でも、ここまで書いてフミコさんが書いていることも正しいのかな、という気がしてきた。プロフェッショナルとか情熱大陸とか最近好きで見ているセブンルールとか、仕事に情熱を燃やし、仕事に誇りをもって実績をあげる、もしくは楽しくやっている人を取り上げる番組が人気なのも事実だ。

 

 ここで間が空く

ここまで書いていて、寝かしといた。フミラーとしてはどうもあのブログを読んで「アグリーしかねます」の部分が難しく感じた。私がいいたかったのは、いわゆる脱サラをして、フリーランスになったら楽しいこともあるよ。ということだ。それは、私が2年間フリーランスをして感じたことだ。明らかにサラリーマンより楽しかった。私にとっては。フミコさんはおそらくサラリーマンとして超有能である。サラリーマンであることにそこまで苦痛を感じない人間と、感じる人間がいるのだ。

 

何故、再就職したのか

何故、そんなに楽しかったフリーランスをやめて会社にまた就職したのか。単純に収入に不安を感じたのである。私がフリーランスをやっていたのは、ちょうど南アフリカワールドカップをやっていたときで、史上最高にサッカーの試合を見た。オランダVSスペイン。日本代表も予選突破して熱い大会だった。私は独り身で気楽なもので、入金管理もかもかなり疎かになっていて、果たして自分がどれだけお金を得ているかはっきりわからない状態だった。ただ、肌感として1年目より仕事をしてない感じがあった。仕事はよほど変なクライアント以外は選ばずやっていたので、仕事が減っていると思った。これは、続けていくの無理があるかもなー、と思い再就職した。確定申告でわかったが、結果、1年目より収入は多かった。どないやねん。と思ったが、就職して今は正解だったのかな、と思っている。技術が目まぐるしく変わる世界で会社という傘に助けられた部分も今まで沢山あると思うからだ。

 

裁量労働制になると?

裁量労働制が正しく運用されると、総フリーランスの世界に近くなると感じている。シビアな話、それくらい実力によって差が出ると思う。それであれば、副業を認めるべきだという話の流れになり、実力のある人は会社の仕事を早く切り上げて、個人で更にいい仕事をしてしまい、格差がより広がるのではないか、と弱者の私は思ってしまう。

 

正しく運用できないことは間違いない

ただ、今の日本の状況、論調を見ると正しく運用できるわけがないとは思う。今回話題になったのは、今一番の売り手市場のエンジニアに裁量労働制を適用するという話した。少子高齢化、人材育成の失敗のつけだ。仕事はうんざりするほどあるらしい。


更に、残業の上限を定め、罰則を設ける法案に中小企業は適用外にしないと潰れるからだめだと声高に叫ぶ議員もいる。

 

出来ないことを出来ない状態のままやりましょうというのは良くないですわね。

 

全然まとまらなかった。